NHK総合の「あさイチ」で放送されたクイズとくもり「ホットな夏をクールにすごす!冷やしテクSP」で紹介されたお肌の冷やしテクニックなどについてまとめています。
うっかり日焼け対策を忘れてしまった。肌がすごくヒリヒリする。
日焼けした肌はやけどと同じ状態だから冷やした方がいい。
正しい冷やし方をしないとダメ。
- 日焼けした肌の冷やし方
- 冷やす時間
- 日焼け対策
日焼けした肌の冷やし方
皮膚科医・吉木伸子さんの話
☓水をかけて濡らすのはNG
日焼けのあとの肌は乾燥しているが、水をかけるとさらに乾燥する。
日焼けした肌は水分が奪われた状態。
肌の潤いを保つ成分が水に溶け流れ出てしまう。
日焼けした肌は、紫外線によって表面のバリアーが破壊され肌の水分が奪われた状態です。
それでも細胞の中にはアミノ酸などの天然保湿因子と呼ばれる成分があり、残った水分を保っています。しかし、天然保湿因子は水溶性のため水をかけると流れてしまい保湿機能がなくなり乾燥が進んでしまうのです。
手を何度も洗うと乾燥してくる。それと同じことが起こる。
何度も濡らすと乾燥が進んで肌荒れ、敏感肌の原因になる。
具体的には水道水、常温の水でおしぼりを作り、それをラップで包んで日焼けした肌に当てるということ。
保冷剤を使ってもOKですが、その場合は保冷剤をタオルで包んで肌に当てるようにしてください。保冷剤を直接当てるのは冷たすぎて刺激が強いので必ずタオルで包むようにしてください。
どれくらい冷やせばいい
炎症のピークは48時間と言われています。炎症の程度や赤らみに関係なく2~3日冷やせばOK。
入浴は1日1回 短い時間ならOK。
入浴後は肌の保湿をすることが大切。
初めの2~3日特に痛みが強い間は乳液タイプをつかうといい。
しっかり日焼け対策を
日焼けはシミの原因にもなります。
吉木伸子さんによると、シミを防ぐにはそもそも日焼けをしないこととのこと。
ということで、日焼け止めに関する基礎知識をおさらいしておきましょう。
PA、そしてSPFと表記されていてプラスマークだったり数字が記されていますが、PAやSPFはわかりますか?
PAは紫外線A波を防ぐ力を示してします。
紫外線A波は肌の奥にじわじわと到達して肌の老化を招く紫外線です。
PAの効果はプラスのマークに表して数が多い方が効果は高くなります。
SPFは紫外線B波を防ぐ力です。
紫外線B波は肌が赤くなってしまう紫外線です。
SPFの効果は数字で表して数字が大きい方が効果が高く50以上のものは50プラスと表示されるということです。
ちなみに、A波もB波もどちらもシミの原因になります。
また、一般的にPAもSPFも効果が高いものほど肌の負担が大きくなるといわれているので、肌の調子を考えながらうまく使っていくと。
日焼け止めを塗る量は?
顔全体で500円玉くらいの量が必要。たくだん塗らないと効果がない。
ムラなく均一に塗る。
塗り方のポイント:ケーキにクリームを塗るように、きめ細かくのせていく。
擦り込んでこねているうちに半分取れてしまっている人が多い。
取ると規定量より少なくなる。
髪の生え際のところまでしっかり塗る
・生え際・耳や目の周りにも塗る(目に入らないように注意)
ポイント:15分ほど浸透させてからメイクをする
長時間外で活動するのでなければ、こんな方法もあります。
パウダーファンデーションを塗ること
パウダーファンデーションに含まれている酸化チタンや酸化亜鉛には日焼け止めと同じように紫外線を跳ね返す力があります。
パウダーファンデーションをムラなく塗る。ある程度の厚さが必要
シミやくすみを気にされている方はそれが隠れるくらいの厚さが目安。
日焼け止めを塗っても紫外線と反応したり、汗が流れたりすると効果が薄れてくるので理想は2時間ごとに塗り直すのがいいということです。
まとめ
NHK総合で放送のあさイチ「ホットな夏をクールにすごす!冷やしテクSP」で紹介された日焼けした肌の冷やし方テクニックについてお伝えさせていただきました。
日焼けした肌は水をかけたり、冷却シートで拭いたりするのはNGです。
「ラップに包んだおしぼりをあてる」のが正しい冷やし方です。
また、日焼け対策として日焼け止めクリームの塗る量のも意識されてみてください。
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